こんにちは。
芽雅あきらです。
「願いを叶えたい」「潜在意識を書き換えたい」と頑張っているのに、なぜ現実は変わらないのか?
その理由は、“潜在意識の抵抗”にあります。
多くの人が見落としているのは、幼少期から蓄積された「思い込み」が今の行動や選択を無意識に縛っていること。
この記事では、「現実が変わらない原因」を脳科学的な視点からひも解き、潜在意識の書き換えによって望む未来を創る方法(アファメーション・セルフ対話)を丁寧に解説します。
「願っているのに叶わない…」多くの人が抱える違和感
「こんなふうに生きたい」と願っているのに、現実が何も変わらない。
「引き寄せ」や「ポジティブ思考」に取り組んでみても、うまくいかない。
あなたにも、そんな経験があるかもしれません。
でも、それはあなたが努力していないからではありません。
あなたの中の“もう一人の自分”が、その願いを「叶えてはいけない」と思っているだけです。
これは精神論ではなく、脳科学や心理学の視点からも説明ができます。
その“もう一人の自分”とは、私たちの無意識を司る【潜在意識】のこと。
そして、現実を変えられない多くの人がつまずいているのは、この「潜在意識の抵抗」なのです。
潜在意識の正体と、その強大な力
人の脳には「顕在意識」と「潜在意識」という二つの意識があります。
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顕在意識(=表層意識):今あなたが意識できている自覚的な思考。全体の5%ほど。
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潜在意識(=無意識領域):自分では意識できない、でも行動や感情に強く影響を与えている部分。全体の95%を占める。
つまり、私たちはたった5%の意識で、95%の潜在意識を「ねじ伏せよう」としている状態。
これでは、どれだけ願っても、どれだけ努力しても、空回りしてしまうのも当然です。
例えるなら、顕在意識が小さなボートで、潜在意識は超巨大な帆船。
願いというボートで巨大な帆船を引っ張ろうとしても、、風が逆向きなら、いつまでたっても帆船を望む方向に引っ張ることはできません。
「叶わない設定」の正体は、幼少期の思い込みにある
潜在意識にインストールされる「現実を作る設定」は、実はほとんどが【幼少期】(6歳ぐらいまで)に作られます。
たとえば、
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「調子に乗ると怒られる」
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「わたしは人より劣っている」
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「人に頼るのは迷惑になる」
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「努力しないと認めてもらえない」
こうした「思い込み(=ビリーフ)」は、小さな頃に受けた親や教師の何気ない一言から生まれることがほとんどです。
その思い込みが、あなたの中の“前提”として潜在意識に染みついてしまうと、
たとえ表面では「お金持ちになりたい」と願っていても、
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「贅沢は悪」
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「豊かになると人に妬まれる」
- 「そもそもうちは貧乏だから」
というような【裏の設定】が、あなたを無意識にブレーキさせるのです。
現実を変えるには「思い込みの書き換え」が必要
現実を本当に変えたいのなら、まずやるべきことは「古い設定を見抜き、書き換えること」です。
そのための代表的な方法をいくつかご紹介します。
1. アファメーション(肯定的自己宣言)
否定的なセルフイメージを塗り替えるのに有効な手段です。
たとえば、
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「私は自分の力で豊かさを受け取る価値がある」
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「私は人に愛される存在だ」
このように、望む現実を前提とした言葉を毎日繰り返すことで、潜在意識が徐々に上書きされていきます。
ただし、「嘘っぽくて言いにくい」と感じる場合は無理に続ける必要はありません。
その感情自体が、今のあなたの設定(思い込み)を浮き彫りにしてくれる材料です。
2. セルフ対話(自分への問いかけ)
ノートや紙に、「今、何が怖い?」「何を避けてる?」と問いかけてみてください。
潜在意識が持っている“恐れ”が見えてくることがあります。
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変化したいけど、周りに妬まれるのが怖い
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成功したいけど、失敗したときのダメージが大きすぎる
そんな無意識の抵抗に気づくことが、書き換えの第一歩です。
3. RAS(網様体賦活系)の仕組みを使う
RASとは、脳にある「情報のフィルター機能」のようなもの。
人は意識を向けたものを“重要”と判断して、目の前の現実にもそれを見つけ出す仕組みがあります。
つまり、「どうせ私にはムリ」と思っていれば、ムリな根拠ばかりが見つかり、
「私にはできる」と思っていれば、チャンスや協力者が自然と見えてくるようになります。
潜在意識の書き換えとは、まさにこのRASの設定を切り替える作業なのです。
「信じ込み」を手放した人から、現実は動き出す
思い込みを手放すと、驚くほど物事がスムーズに運びはじめます。
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怖くて言えなかった一言を口にだしてみることで、思いがけないご縁を引き寄せたり
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自分を許した瞬間に、体調や人間関係が好転したり
これは偶然ではありません。
あなたの内面(潜在意識)の変化が、外の世界(現実)を変えているのです。
だからこそ、自分の思考や感情、行動のベースにある「設定」を見直すことが大切。
もしあなたが今、
「何をやっても変わらない」と感じているなら、
それは現実がダメなのではなく、まだその【根っこ】に気づいていないだけなのかもしれません。
あなたの根っこ(潜在意識=セルフイメージ)では、「変わるわけがない」「どうせ私は今ぐらいが身分相応」と設定しているわけです。
潜在意識は、あなたの願いを邪魔しているのではありません。
ただ、「過去のあなたが安全だと信じてきた世界」を守っているだけ。
だけど、あなたはもう変わる準備ができている。
そう感じるからこそ、この記事にたどり着いたはずです。
あなたが本当に望む未来を生きるために、
まずは“今の自分が持っている思い込み”と、静かに向き合って内観してみてください。
根っこにある思い込みに気づければ、そこから、すべてが変わり始めます。
追記:
普段から「お金が欲しい」「お金のブロックはないはずなんだけど、なかなか収益が伸びない」と仰っているクライアントさんがいて・・
先日、クライアントさんが、ご自身のサービスを見込み客に伝える場面で、
「で、いくらですか?」と聞かれて
「100万円です」となかなか言えなかったそうです。
自信のあるサービスだし、サポートもがっつり行う。100万円以上の価値があるコンサルサービスだと心から思っているのに、「100万円です」の一言がなかなか言えなかったと。
この瞬間に、「ああ!これが私のブロックなんだな!」と気づいたと仰ってました。
”私は、このコンサル1件で100万円を頂いて当然。”
”私は、100万円を受け取る価値がある人間だ。”
”なぜなら、私は100万円以上の価値を提供し、お客様を幸せにするのだから!”
ご自身の高額商品の値段を伝えるときに、自己価値を心の底から自分で認めているのか、お金にブロックがあるのかがわかる・・というわかりやすい例だと思いました。
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