こんにちは、
芽雅あきらです。
今日はちょっと、ビジネスでもマインドでもなく、
ただの「私の話」を書かせてください。
20代のころ、私はバンドマンでした。
音楽で食っていこうと本気で思っていたんです。
大学は行ったけど、就職せず、バンド一本。
昼は洋食屋でアルバイトしながら、夜はライブハウスへ。
お金はなかったけど、希望だけはあった。
「きっと、俺たちならイケる」と、本気で信じていた。
だけど、人生はなかなか厳しくて。
30歳を目前に、10年頑張った仲間とのバンドを解散。
音楽の道をあきらめました。
悔いはなかったと言えばウソになるけど、
当時の私は「やり切った」感もあって、
その後は飲食業の世界に入り、イタリア料理を学び、長く料理人としての人生を歩むことになります。
あれから、30年以上。
人生って不思議ですね。
まさか、60歳を超えてまた、
ギターにこんなに夢中になるとは思ってもいませんでした。
引き金を引いたのは映画「ボヘミアン・ラプソディー」でした。
今は亡きフレディと再会し、あのエネルギッシュなステージを号泣しながら見ていたら、どうしても、もう一度音楽をやりたくなって。。
あまりに久しぶりに、ふと手に取ってギターを弾いてみたら、昔とはまったく違う響きを持って感じられたんです。
指は確かに少しもたつく。
昔のように早いフレーズは弾けないかもしれない。
でも、
音が、こんなに「いとおしい」と感じたのは初めてでした。
昔は「うまくなりたい」「認められたい」
そんな気持ちが前面に出ていたけれど、今はただ「ギターの音を感じていたい」な感じ。
ジミー・ペイジとエリック・クラプトン。
このふたりは、今もずっと、私の中では“神さま”です。
ジミーのあの神がかり的なリフの数々と、クラプトンの深く沁みる切ないブルースフレーズ(クラプトン節)。
どちらの音も、年齢を重ねた今だからこそ、余計に心に響きます。
ちなみに所有しているギターの中でも、特にお気に入りは、
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Gibson ES-335(あの甘くて艶やかな音、たまりません)
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Gibson Les Paul(王道の重みと鳴りが最高)
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PRS McCarty 594(現代の技術と伝統が融合した、まさに至高の一本)
どれも、好きすぎて、
弾いていると時間を忘れてしまいます。笑
何も考えず、ただ指を動かして、音を楽しんでいる時間。
「うまくならなきゃ」と思っていた頃よりも、ずっと幸せな時間が、そこにあります。
これから先も、私は音楽で飯を食っていこうなんて思ってないけど、
音楽と一緒に、人生をもっと楽しんでいこうと思っています。
好きなことに、年齢なんて関係ない。
還暦を過ぎても、再燃する情熱ってあるんだなぁと実感中。
これを読んでいるあなたにも、
昔好きだったこと、もう一度取り戻してみてほしい。
あの頃と違って、今の自分だからこそ
“本当に楽しい”と感じられることもあるかもです。
今日もギターを弾きながら、
「今が一番、いい時間かもしれない」と感じています。
ワクワクしながら、やっていきます。
静かに、だけど確かに燃えている情熱を胸に。
また、書きますね。
芽雅あきら
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