私たちは未来を変えたい時、行動をどう変えるか、努力をどう積み重ねるかに注目しがち。
もちろん行動は欠かせないけれど、その前にもっと大切なことがあります。
それは、「願いを声に出すこと」です。
願いを声に出すと、何が変わるか?
を詳しく掘り下げます。
願いを言葉にすると脳はどう変わるのか
脳科学の研究によれば、言葉には現実をつくる力があります。
頭の中で思っているだけの願いは曖昧で、潜在意識には強く刻まれません。
しかし声に出すことで、脳はそれを「現実化すべき指令」として認識し始めます。
特に関わっているのが
「デフォルトモードネットワーク(DMN)」
と呼ばれる脳の仕組み。
DMNは、ぼんやりしている時や未来を想像している時に働き、自己イメージや人生の方向性を形づくるネットワーク。
願いを声に出すことで、このDMNが刺激され、自分の未来像を潜在意識に書き込みやすく
これは、やらない手はないでしょ!?
RASが願いの証拠を集め始める
さらに、声に出す行為はRAS(網様体賦活系)にも働きかけます。
RASは脳のフィルターであり、自分が意識している情報ばかりを拾い集める仕組みです。
いつもの例えですが、
「赤い車が欲しい」
と思った瞬間から、街中で赤い車ばかりが目につくようになります。
同じように
「私は月10万円の副収入を得る」
と言葉にした瞬間から、脳はその証拠を集めるモードに切り替わるわけ。
その結果、今まで気づかなかった情報やチャンスが自然と目に入り、行動の選択肢が変わっていきま
↑↑↑
これ、本当に「気づき方、見え方」が激変するので、RAS(Reticular Activating System:脳幹網様体賦活系)の設定、むちゃくちゃ大事です
声に出すことが行動を後押しする理由
願いを声にすることは、潜在意識に働きかけるだけでなく自分自身に約束をすることでもあります。
声に出すと、頭の中だけで思っていた時よりも「やらなければ」という意識が強まります。
これは「宣言効果」と呼ばれ、心理学でも有名な効果・現象。
例えば、ダイエットを「やろうかな」と思っているだけでは続きませんが、
「私は今から3か月で5キロ痩せる」と口に出した人は成功率が格段に上がるといわれています。
言葉が、行動を引き出すスイッチになるんですね。
実践:願いを声に出すシンプルな方法
では実際に、どのように願いを声に出せばよいのか?
誰でもできるシンプルなステップをご紹介します。
1)具体的に言う
「幸せになりたい」ではなく「月に10万円の副収入を得る」「心から信頼できる仲間と出会う」のように、具体的に言葉にしましょう。
2)肯定形で言う
「失敗しないように」ではなく
「成功する」
「達成する」
と、望む姿をそのまま表現します。
3)現在形で言う
「私はすでに豊かさを受け取っています」
のように、すでに叶った状態で表現すると潜在意識が現実と想像を区別せず、行動を一致させようとします。
この潜在意識の力は、むちゃくちゃ強力ですよ!
4)毎日繰り返す
朝起きた時や寝る前のリラックスした時間に声に出すと、脳が吸収しやすくなります。
5)感情を込める
単なる言葉ではなく、心からの感情を込めることで脳は強く反応します。
これ、おまじないではありません。
脳科学で証明されていることなので、ぜひ、真剣にやってみてください。
間違いなく効果が表れます。
声に出した願いは現実に近づく
未来は偶然訪れるのではなく、日々の意識と行動の積み重ねで形づくられます。
願いを声に出すことは、そのスタート地点になるわけで。
声に出すことでDMNが未来を描き、RASが証拠を集め、潜在意識が新しい行動を引き出す。
科学的にも裏づけられたこのプロセスを日常に取り入れるだけで、未来は少しずつ変わって
願いを心に秘めるのではなく、声に出してみてください。
その瞬間から、脳は未来を創り始めます。
いつもここから
あなたを応援しています。


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